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- これまで雑誌や新聞に投稿してきた論説・論文を紹介(一部論説・文献についてはPDFを閲覧可)
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- 米国判例紹介「反トラスト法違反事件での市場支配力の立証責任」―米最高裁、「市場支配力の推定」を否定―
- 掲載紙: LES JAPAN NEWS Vol.48, No.1
- 掲載日: 2007年5月
- 抄録: 米連邦最高裁は昨年(2006年)3月、特許品による抱き合わせ事件(Illinois Tool Works v. Independent Ink, Inc.事件)で、特許権者に市場支配力を推定するとした連邦控訴裁(CAFC)の判断を破棄して事件を差し戻した。これまで特許権の抱き合わせを理由とした反トラスト訴訟では、特許権者の市場支配力が推定できるのか証拠により立証すべきかが判例上必ずしもはっきりしなかった。今回の判決で最高裁は「市場支配力の推定」を明示的に否定し、反トラスト法違反を訴える当事者が特許権者の市場支配力を立証すべきであると判示した。
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